ApacerのSSDWidget 2.0は総合的なディスクの監視とメンテナンス用ユーティリティです。S.M.A.R.T.のコンセプトを基に設計されたSSDWidget2.0はSSDの異常監視情報を取得し、SSDの製品寿命にまたがりモニタリングと作業負荷の解析を行ってSSDのステータス情報を提供します。

 

 

 

ソリッドステートドライブはNANDフラッシュメモリーを採用して可動部品を排除することで、従来のハードドライブよりも信頼性と性能を大幅に強化することが実証されています。SSDは高速のデータアクセスを実現して過酷な周囲環境にも耐えられるため、厳しい環境でデバイスが高負荷のタスクを処理しなければならない組込みシステムや産業コンピューティングシステムにて、SSDを起動ドライブやミッションクリティカルなデータのストレージとして使用するケースが増えています。しかし、その結果SSDはドライブ障害のリスクに晒されることになりました。SSDは重要なデータやファイルをすべて格納するコンポーネントであるため、これは深刻な状況です。

通常のドライブ障害は、長期的な摩耗や膨大な書き込み/消去サイクルなど、予測可能な状況で発生します。こうした通常の障害はしきい値を解析すれば簡単に監視でき、予測を行えます。しかし、ユーザーにとって最も厄介なのは、何の兆候もなく突然起こる、予測不能な障害です。これは電子部品の不良、突発的な停電、その他の予測不能な外部要素によって引き起こされます。そのため、監視ツールが必須となります。

   
   

 

 

 

Apacerは、S.M.A.R.T.、ディスク消去、モバイル監視などの機能を搭載し、SSDWidget2.0と名付けられた総合的なディスク監視とメンテナンスのユーティリティを開発しました。SSDWidget2.0の主要要素はS.M.A.R.T.機能であり、SSDの製品寿命にまたがって監視と作業負荷の分析を行い、SSDのステータス情報を提供します。初期不良ブロック数、後期合計不良ブロック数、最大消去回数、平均消去回数、稼働時間、稼働サイクルなど、多数のドライブステータス属性を取得でき、デバイスの作業負荷、使用寿命、障害予測に役立ちます

 

 

小型のモバイルデバイスが増え続けており、ユーザーは時間や空間の制約にとらわれず、ApacerのSSDを監視する必要があります。そのため、SSDWidget2.0にはアプリも用意されており、スマートモバイルデバイスからドライブのステータスを監視できるようになっています。