サーマルスロットリング機能は、ドライブの制御によりデバイスの温度を制限範囲内に維持します。過熱を防止することによってデータの信頼性が保証され、製品の寿命を延ばすことができます。

 

 

 

サーマルスロットルが必要な理由

 

SSDへのパフォーマンスの要求が高まるにつれ、消費電力が増す一方で、物理的サイズは同等か、またはさらに小型化が必要になります。対応する物理的サイズの増加無しで電力を増加すると、SSDからより多くの熱が発生し、過熱による障害を防止する事が困難となります。これにより、SSDに保存されているデータが破壊され、ハードウェア部品に故障が発生する可能性もあります。

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サーマルスロットル機能とは何ですか?

 

過熱を防止するために、ApacerはSSD製品にS.M.A.R.Tコマンドを介してSSDの温度を監視するサーマルセンサーを搭載、デバイスの温度管理は、ファームウェアに配置したサーマルスロットリングによって行っています。

 

   

 

 

 

サーマルスロットルフロー

 バイスの温度が一定レベルに達するとは、ドライブが故障する可能性があります。サーマルスロットルは、パフォーマンスを落とすことによりドライブの温度を最大しきい値を超えないように制御します。

パフォーマンスは、安定的な温度に回復するのに必要な程度まで減速されます。温度が最小しきい値まで下がると、転送速度は最適なレベルに回復します。

このメカニズムは、SSDが温度範囲内で動作することを保証し、ユーザーデータとデバイスの安全性を保ち、製品の寿命を延ばすことができます

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サーマルスロットル機能付きのSSDのパフォーマンス

 

サーマルスロットル機能付きのSSDにおいて、初期段階から最速でアクセスし、継続的に大量な要求を続けると、その温度は最大しきい値まで上昇します。 温度がしきい値に達すると、ドライブは段階的にパフォーマンスを落とすことによって制御を開始し、デバイスを冷却させます。

 

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サーマルスロットル機能を備えたSSDの特徴:

 

  • 温度が最大しきい値に達すると制御を開始する。
  • 段階的にパフォーマンスを低下させる。
  • 温度が最低のしきい値に達すると、ドライブは制御を停止する。
  • 段階的にパフォーマンスを回復させる。