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当社顧客はアイルランド近辺に位置する沖合石油掘削プラットホームの運営を行っています。沖合石油掘削の性質上、毎日の操作において数々の挑戦に直面します。

 

チャレンジ

沖合石油掘削プラットホームは居住および作業の面で危険をはらむ場所です。小さな不具合から火事、爆発、はては広域汚染をもたらす恐れがあります。それで要となるコンポーネンのエラーは何としてでも回避したいところです。また、プラットホームの電力は海底ケーブルから供給されるので、電圧が時によって不安定になります。

加えて、多くの採油作業者は本島に住み、船で沖合施設に通っており、特に悪天候の季節などは運輸面での挑戦があります。石油掘削の危険性の面から、報酬は非常に高く、業界では労働者組合があるので、残業や週末作業の給与は経営において非常にコストのかかる分野です。

さらなる点として、石油掘削プラットホームの一部は硫黄分の高い環境に置かれ、電子部品を警戒領域まで腐食させる心配もあります。

 

ソリューションおよびテクノロジー

この顧客から、当社が耐硫化のSSDソリューションが提供可能か打診されました。深い考察の後、特許取得の耐硫化テクノロジー採用の製品を推奨しました。競合社製品では銀製コンポーネントが耐硫黄物質で覆われているのみですが、当社モジュールは銀の代わりに硫黄による損傷を受けない特殊合金を成分としています。

そして、この顧客が定期保守を実行するために石油掘削設備にアクセスするという輸送面での挑戦に対処するサポートとして、当社開発のSSDWidget2.0ソフトウェアを活用することを提案しました。この顧客は、Apacer SSDが定期的に現在の状態をアップロードすることができるプライベートサーバーをセットアップして、さらにアプリを顧客エンジニアのスマートホンおよびコンピュータにインストールして、エンジニアがSSDのヘルス状況をリモートで監視することができるようにしました。このソフトウェアを使ってSSDの製品寿命を予測し、故障が生じる前に、エンジニアがモジュールを交換することができました。

これにより、より確実なデータの整合性、および予定外のメンテナンス出張のための残業が減ったこと、この両方が達成されました。

 

結果および利点

当該顧客からの報告によると、Apacer製SSDを採用した初年度、硫化によるSSD故障は顕著に減少したことが記録として明らかになりました。また、SSDWidget2.0の提供するリモートSSDモニタリング機能により、残業や人件費が大幅に減少したことにも目を留めています。現在、当社は当該顧客と協力して、将来の石油掘削プロジェクトに使用する、さらに耐性の高いSSD発注に応えようとしています。