CoreSecurity2

ApacerのCoreSecurity2は、カスタマイズされたファームウェアを用い、データセキュリティを強化してデータ流出を防ぐことでストレージデバイスの信頼性を引き上げるために開発された、独自のデータ保護技術です。

信頼性を引き上げています

進化を続けるイーサネットで牽引された今日の情報化時代では、データが未許可のユーザーにより盗まれ悪用される可能性がかつてなく高まっています。データの損失や盗難は深刻な状況を招きます。これは、社外秘で機密の情報を扱うことが多い産業や、国防の分野で特に顕著です。データ侵害や流出の懸念に応え、ApacerはCoreSecurity2と名付けられた、イノベーティブな総合テクノロジーを発表しました。カスタマイズされたファームウェアを用い、データセキュリティを強化してデータ流出を防ぐことで、ストレージデバイスの信頼性を引き上げています。

独自のデータ保護技術です

CoreSecurity2は、ApacerのSSD製品へ組み込まれた、独自のデータ保護技術です。データ消去、ドライブのサニテーション、ストレージの信頼性が必須となる、ミッションクリティカルなアプリケーションに不可欠です。CoreSecurity2は、顧客の高レベルなデータ保護要件を満たすため、専用ソフトウェアコマンドと合わせて設計された以下の4種類のテクノロジーを提供します。

Destroying 破壊

破壊機能を起動すると、SSDはそれ以降使用できなくなります。これは、SSDが未許可のユーザーやハッカーの手に渡りそうな場合に最も効果を発揮します。破壊機能を起動すると、ドライブの全データが破壊されます。

> 物理的な破壊
> デジタル的な破壊

Erasing 消去

CoreEraser技術は、ハードディスクのデータすべてを安全かつ完璧に消去できる、完全なディスク消去ソリューションを提供することで、データ復元の可能性を阻止します。この技術は3つのモードで構成されます:

  • クイック消去:非常に短い時間で消去動作を完了させます。
  • 完全消去:より徹底して消去を行います。
  • ミリタリー消去(MIL消去):軍用基準の消去技術を使用して、データを消去した後に上書きを行い、さらに保護を強化します。

Encrypting 暗号化

TCG Opal 2.0仕様に準拠し、AES 128/256暗号化技術を活用して、完璧にデータを保護する暗号化技術を採用しています。Instant Keychange ™機能を実行すれば、元のキーを素早く破壊して新たなキーを作成できるため、1秒未満で実質的にドライブ全体を消去できます。

Protecting 保護

未許可でデータが改ざんされたり、ハードドライブへ書き込まれないようにすることは、必須の機能です。これはソフトウェアまたはハードウェアの設定を通じて行えます。ドライバーソフトをインストールする必要はなく、ホストのOSシステムとは独立して動作します。この技術は2つのモードで構成されます:

  • 書き込み保護:この機能を有効にすると、データはNANDフラッシュへ書き込まれなくなります。これでハードディスク内の重要なデータが不慮に上書きされたり消去される事態がなくなります。ハードディスクは読み取り専用になります。
  • デバイス保護:RAW形式でフォーマット化するため、ドライブ内のデータを読み取れなくなります。そのため、ユーザーによるSSDのパラメーター改ざんを防止できます。

 

技術の取り入れ
関連製品
CoreEraser

CoreEraserの機能は、クイック消去、完全消去、MIL消去に分けられています。クイック消去は、急いで消去したい場合に最適です。完全消去はより徹底的であり、MIL消去にはデータがドライブから確実に消去される上書き機能...

CoreDestroyer

CoreDestroyerは、SSDが権限のないユーザーの手に渡ろうとしている場合に、SSD全体を使用不能にさせるソフトウェア機能です。

インスタントキーチェインジ (Instant Keychange™)

Apacerは、AES暗号化としてInstant Keychange™機能を標準使用しており、ハードウェアまたはソフトウェアを通じて実行されます。元のキーを破棄して新しいキーを作成するのに1秒もかかりませんので、従来のド...

Opaque

Apacerは、TCG Opal 2.0基準のカスタム実装としてOpaqueソフトウェアを開発しました。アクセス可能なインターフェイスにより、ユーザーは、起動前の認証やドライブの復元などの便利なセキュリティ機能を利用でき...

TCG Opal 2.0

TCG OPALはホストを必要とせずにデバイス内の情報の暗号化/複合化を処理、システム性能を損なうことなく高速な暗号化/複合化を可能としデータ漏洩のリスクを最小限に抑えます。

ライトプロテクト (Write Protect)

書き込み保護を使用すれば、ハードウェアのスイッチ/ピンやベンダーのソフトウェアコマンドを使用して、ドライブへの未許可なデータ書き込みを防止できます。